【7/22発売予定・予約受付中】森まゆみ『村のこしの由布院』平凡社

村のこしの由布院 中谷健太郎一代記
歴史・地理

 

森 まゆみ(著)
発行:平凡社
四六判 272ページ
定価 2,700 円+税 2,970 円(税込)
ISBN978-4-582-84007-0

¥2,970 (税込)

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説明

「町にとって大事なものは緑と空間と静けさ」
「村おこし」より「村のこし」 ――森まゆみ

〈世界の由布院〉に育てた男の、七転八倒、獅子奮迅、起死回生の記録。
「まちづくろい」に取り組んできた著者が、亀の井別荘の主ケンタロウさんに出会って40年。その肉声を伝え、魂に迫る、聞き書きワークの集大成!

大正のころ、祖父中谷巳次郎は別府観光の立役者・油屋熊八に山上の別天地、由布院の亀の井別荘を任された。中谷健太郎は1934年由布院生まれ。伯父の雪の博士・中谷宇吉郎に「東京に出てこい」といわれて上京、東宝の助監督に。60年安保を闘って疲労困憊、「帰りなん、いざ」と故郷の宿屋を継ぎ、次々と文化イベントを繰り出し、由布岳と朝霧だけが売りものの温泉を、清潔な憧れの観光地に変えた。1962年に年間30万人だった観光客は90年には400万人を超えた。しかし、これは成功物語ではない。ケンタロウがめざしたのは「村をのこすこと」。村の付き合い、野焼き、お祭り、神楽、食べ物まで、住民主導まちづくり、村のこしを牽引したスーパースターの「照る日くもる日」曲折の日々――。