【移動しました→「谷根千の本棚」の左】『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』パネル展

7/11の『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』刊行記念トークイベント「イタリア人漫画家が描く90年代の日本、千駄木、漫画業界」の開催に先立ち、パネル展が始まりました!

イゴルト『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』(光文社)
90年代、日本の商業雑誌(『モーニング』)での連載に挑戦した、イタリア人漫画家の奮闘の記録。谷口ジローとの交流、つげ義春への憧れ、映画『火垂るの墓』がもたらした衝撃……日本という「絵描きの楽園」で過ごした日々が、あざやかな色彩で活写された一冊です。

本書の刊行を記念して、翻訳者の栗原俊秀さんとディエゴ・マルティーナさんをお招きしてトークイベントを開催します。著者のイゴルトは、90年代に雑誌『モーニング』で連載をもっていた人物で、日本滞在中は千駄木のアパート(往来堂書店から徒歩5分の物件!)に暮らしていました。『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』には、根津神社をはじめ、千駄木の風景も数多く描かれています。翻訳者のおふたりには、本書の見どころを紹介してもらいながら、翻訳・刊行にいたるまでの苦労話など、ここでしか聞けないエピソードをたっぷり披露してもらう予定です!

日時:2025年7月11日(金)19:30-21:00(開場19:00)
会場:千駄木 往来堂書店
料金:2200円(税込)
出演:栗原俊秀さん、ディエゴ・マルティーナさん

お申込みはこちら

【文脈棚】心を知る

「心を知る」というテーマで店にある本を集めてみました。心理の棚というよりは、人間関係や同調圧力、自分をいい状態に保つための心の有り様などに興味がある方が多いのではと思い…少しだけ注文したので、もう少し加わります

公開書店営業#55・#56・#57

出版社のみなさんが書店へ新刊・既刊のご案内に来てくださるときのように、X(エックス)のスペースで本の話を聞いている『公開書店営業』そこで紹介された本をまとめた棚がございます。現在展開中なのは以下の3回分です。(エックスで生配信したあと、spotifyとapple podcastにアップしています。三芳さんいつもありがとう!)

毎回3~4冊、ご紹介いただきますが、その中ですぐにでも読んでみたいと思った本の写真を上げておきます。こうして積読は増えていくのですが、読み終わったら、感想を上げますね。皆さんも往来堂で買って、一緒に読みませんか?どんな本なのかは、出版社さんの説明をぜひ聞いてみてください。

「D坂文庫2024夏」は8/3からスタートです!

8月3日より「D坂文庫2024夏」がスタートします!

「D坂文庫」は往来堂書店と関わりのある皆様方におひとり一冊ずつ、おすすめの文庫本をご紹介いただく文庫フェア です。ここ最近はだいたい一年に一回のペースで開催しており、50〜60名ほどの方々にご選書いただいております。

今年の選者は、過去最多の63名となりました。入口平台(第一会場)と棚間(第二会場)の二カ所で展開します。花火みたい!

昨年までと同様、文庫にはキャッチコピーと紹介文を印字したオリジナルの帯を巻いています。そしてそれらを網羅した特別小冊子を販売いたします。価格は400円。紙の価格高騰のため値上げしました、すみません!

(※小冊子の到着は8/3のお昼頃になる予定です。朝イチには届いていない可能性大ですので、ご承知おきくださいませ……!)

またこちらも毎年恒例、フェア限定のブックカバーを製作いたしました! 今年もミロコマチコさんにイラストを書き下ろしていただきました。こちらは小冊子の表紙にも使わせていただいております。

往来堂の夏の風物詩「D坂文庫」をぜひ、店頭でご覧くださいませ!

「人生を左右する一冊を。」左右社フェアはじまりました

エッセイや短歌などの文芸書から、人文書。ノンフィクション、デザイン書や坂口恭平さんのパステル画の画集まで、興味深い本をたくさん出されている左右社さんのフェアを本日(2024/7/28)より開始しました。左右社さんには公開書店営業#14にもご登場いただきました。お世話になっています!

9月のNHK100分 de 名著で取り上げられる『源氏物語 A・ウェイリー版』(全4巻、4巻は・・・重版中!)は瀬戸内寂聴・高橋源一郎・町田康などが「とても読みやすい」「源氏物語はまずこれから」と絶賛しているもの。特徴的な美しい装丁も魅力の左右社版をぜひ。

棚の下の段の方へ眼を転じると、語学関連のエッセイが多数。これも左右社さんの特色と言えそうです。右の方に見える『カタルーニャ語 小さなことば 僕の人生』は心に残るいい本だったなぁ。『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話』(どういうことよ?!)の著者、済東鉄腸さん往来堂へ来てくださったのはこの6月のことでした。写真の右下にちょっと写っている「高校生と考える」シリーズは、新刊が出れば往来堂でかららず発注するような著者による高校での公開講座をまとめたもの。とってもいいシリーズだと思うのでお勧めです。最新刊は黄色い『人生の進路相談』です。

おすすめ本を紹介したパンフレットも作っていただきました。ありがとうございます!皆さま、是非お手に取ってご覧ください!

6月21日(金)読書会を開催しました。ネタ本は津村記久子『地獄』(文春文庫『浮遊霊ブラジル』所収)

津村記久子さんの短編『地獄』を巡って、10人の参加者がそれぞれの読み方を披露。クスっと笑いを誘うような作品の語り口も相まって、和やかな会になったと思います。

読書会を経て、もう一度その作品を読んでみるのが楽しいです。主人公は「物語消費しすぎ」の罪で地獄に堕ちた女性小説家でありますが、人が理想を求めて、あるいは欲望に駆られて、やりたいと思ったことを突き詰めてゆくと、その先には必然的に「地獄」が待ち受けているのではないかと思いました。ジブリ映画「風立ちぬ」の堀越二郎とか。『虎に翼』の寅子とか。現世のいたるところに地獄は口を開けていて、私たちは死ぬことなく、地獄を生きているのではないか。妙に人間臭い鬼のふるまいや地獄での試練をタスクと表現するところなどによっても、私たちは天国であり同時に地獄でもある現世をいままさに生きていることを表現しているのかもしれない。そして、地獄に堕ちるとわかっていても止められないのが人間の業というものなのでしょうか。

一方で地獄という概念は、私たちが普段様々な罪を犯しながら生きていることを改めて思い出させてくれるものなのだろうと思います。「物語消費しすぎ」の罪ってなんだよ、と思いましたが、主人公は「すみませんでした」という気持ちになります。罪と言っても、大きなものから、小さなもの、まさかそれが罪だったとは思いもよらなかったものなど、さまざまであるぁとも思いました。行き過ぎると「何ハラ」になるかわからなくて身動きが取れなくなるのとちょっと似ていなくもないですが。

レジ横の棚には津村さんのほかの作品や、津村さんが大きな影響を受けたというカート・ヴォネガット。以前に取り上げた高山羽根子『首里の馬』や、近いうちに取り上げる予定のオースン・スコット・カード『無伴奏ソナタ』も並べてあります。本は一人で読むのも楽しい、でも何人かで読むのもまた、楽しいですよ!そして次回はこちら!

コニー・ウィリスの『最後のヴィネベーゴ』取り上げます。文庫はハヤカワSFの『空襲警報』です。お申し込みは店頭またはこちらから。日時は2024年8月16日(金)19時です。

第9回_世界のノンフィクションがおもしろい‼ フェアが始まりました

人文、社会、文学、芸術、自然科学など、既存のジャンルを越えた世界の「極上のエンタテインメント」を楽しんでみませんか? 亜紀書房・紀伊国屋書店・作品社・青土社・白水社・みすず書房、以上6社の共同企画です。往来堂では7月第2週まで開催予定です。