【2025/4/18(金)】空犬の読書会@往来堂書店〈科学と文学の間に〉村田沙耶香「生命式」

¥1,500 (税込)

在庫あり

説明

今回のテーマは、ディストピア的な世界における愛、ジェンダー。

代表作『コンビニ人間』は日本でベストセラーとなっただけでなく、英訳もされ、英語圏を中心に海外でも人気・評価が高まっている作家、村田沙耶香。現代日本文学を代表する人気作家の一人ですが、恋愛・結婚・生殖などのありようを根本から問い直すような作品を次々に世に問う、先鋭的な作家でもあります。そんな作家の感性がもっとも強く出た作品のひとつ、「生命式」を今回は取り上げます。
「生命式」は作家自身がセレクトした作品集の冒頭を飾る代表作のひとつです。出版社の内容紹介には《夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作》とあり、文庫版の帯には《文学史上、最も危険な短編集!》とあります。作家の魅力が全開のこの危険な作品を一緒に読み解いてみませんか。

「科学と文学の間に」は、千駄木・往来堂書店で偶数月の第3金曜日に行っている読書会です。
毎回ナビゲーターが選んだ少しSF的な要素のある文学作品を読んでいます。
いままでに取り上げた作品は以下です。

・池澤夏樹『スティル・ライフ』(中公文庫)
・ケン・リュウ『紙の動物園』(ハヤカワ文庫SF)
・高山羽根子『首里の馬』(新潮文庫)
・津村記久子「地獄」(文春文庫『浮遊霊ブラジル』所収)
・コニー・ウィリス「最後のウィネベーゴ」(ハヤカワ文庫SF『空襲警報』所収)
・オースン・スコット・カード「無伴奏ソナタ」(ハヤカワ文庫SF『無伴奏ソナタ〔新訳版〕』所収)

ナビゲーターによる作家や作品・関連書の紹介が約半分、残りの半分は皆さんの感想をもとに作品について話し合います。「ほかの人の意見を否定しない。一人でしゃべりすぎない」の二つだけをルールとしています。
「読書会ってなにするのか、よくわからない」「かっこいい感想を言えないと恥ずかしい」といったご心配は無用です。最初は発言なしの「オブザーバー」参加もOKです

 

【注意事項】
・ご購入後のキャンセルは原則不可となっております。万が一都合が悪くなってしまった場合は、お早めにご連絡いただきますようお願いします。
・天災、事故、その他予期せぬトラブルによって、延期/中断/中止する可能性がございます。出演者、主催者の都合により開催中止となった場合は、払い戻し対応いたします。