【往来堂みんなの本棚】晴山屋さん、追加納品!

昨日(8/12)晴山屋さんが追加で納品してくださいました。児童文学に加え、『ラブレーの子供たち』とか辰巳芳子とか、食文化に関する本も持ってきてくださいました。『薬菜飯店』は食文化の本なのでしょうか?懐かし~。 いちばん最後に収録された『カラダ記念日』は『サラダ記念日』とともにお楽しみください、と新潮文庫編集部は解説を俵万智さんにお願いしています。『サラダ記念日』は棚に1冊在庫あります。

現在はまだ、Web、メールでのお申し込み受け付けは始めておりません。ご興味のある方は、往来堂へお立ち寄りいただいた際に、スタッフにお声をおかけください。お店に気軽にお立ちよりいただけて、ご一緒に棚を作ってくださる方、お待ちしております

晴山屋さんに出品していただきました。一冊ごとにコメントが記されたカードが挟まっています。ぐりとぐら、モンゴメリ、ウェブスター、リンドグレーンと来て、南條竹則、中島らも!どんな思いで本をエア欄でくださったのか、カードをご覧ください。

【サイン本入荷】ミロコマチコ『島まみれ帳』(ブロンズ新社)刊行記念パネル展 はじまりました

ミロコさんは当店のブックカバーの絵を描いてくださり、往来堂はTシャツやトートなどもときおり作らせていただいています。

ミロコさんの奄美大島での暮らしをつづった新刊『島まみれ帳』(ブロンズ新社)の刊行を記念して、パネル展が始まりました。2019年に、長く住んだ東京を離れ、4匹の猫たちを連れて、奄美大島に移住したミロコさん。生命力あふれる南の島で始まった、まったく新しい生活の中で、ダイナミックな自然と共生している島人(しまっちゅ)の暮らしに強く惹きつけられていくようすや、新たに1匹の保護猫を加え、5匹になった愛猫たちとの日々の記録が、みずみずしいイラストと文章、写真で綴られています。
7/17(木)の刊行を記念して新刊に収録されているイラストのパネル展を開催します。往来堂書店のオリジナルトートや、ポストカードも販売中。
画家として、絵本作家として、どんな体験をし、暮らしてきたのか。「島にまみれていった」ミロコさんの、克明にして鮮やかな6年間の生活記録を、ぜひお楽しみください。

『島まみれ帳』『ねこまみれ帳』のサイン本は完売いたしました。絵本『てつぞうはね』、公式図録『いきものたちはわたしのかがみ』のサイン本は、残りわずかです。(タイミングにより完売の可能性がございます)

ブロンズ新社さんが、サイン本を直納品してくださいました!

人文系出版社共同企画「四六判(しろくばん)宣言(せんげん)」26年目の挑戦!!―私の羅針盤、四六判―

【「四六判宣言 11社の会」のプレスリリースより】「四六判」とは、現在流通している単行本の標準的なサイズの呼称のひとつです。「四六判宣言」は「文庫のように大量生産できないが、読み継がれるべき基本図書やロングセラー」など、出版社が大切にしている本を多くの読者に届けたい!というコンセプトの下、毎年夏に開催しているブックフェアです。
「四六判」という、本のサイズに焦点をあてた本企画は、エッセイ・文学から歴史、宗教、哲学思想、心理、社会、芸術、自然科学など、〈知〉の全領域にわたると言っても過言ではない多様な商品構成も大きな特徴であり、他に類を見ない専門書出版社の合同ブックフェアとして成長を続けております。

2000年に開始された本フェアは今年で26回目を迎えます。SNSなど誰でも手軽に発信できてしまうことによる情報の増大にともなう混乱が大きな問題になっていますが、書籍は書き手と編集者が幾度となく検討を重ねた正確性が保証されるメディアでもあります。この情報の洪水をのりこえる「羅針盤」として、ハンディかつ正確な情報源である四六判の本を読んでほしい、という思いを込めて今回のタイトルといたしました。読者と出版社そして書店が一体となって成長し続けている本企画を、貴メディアにおかれましてぜひご紹介いただきたくご案内申し上げます。

このフェアに出品している本を紹介するnoteが「11社の会」さんによって運営されています。

往来堂書店では8月いっぱい、展開する予定です。ぜひ、お手に取ってご覧ください。

【移動しました→「谷根千の本棚」の左】『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』パネル展

7/11の『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』刊行記念トークイベント「イタリア人漫画家が描く90年代の日本、千駄木、漫画業界」の開催に先立ち、パネル展が始まりました!

イゴルト『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』(光文社)
90年代、日本の商業雑誌(『モーニング』)での連載に挑戦した、イタリア人漫画家の奮闘の記録。谷口ジローとの交流、つげ義春への憧れ、映画『火垂るの墓』がもたらした衝撃……日本という「絵描きの楽園」で過ごした日々が、あざやかな色彩で活写された一冊です。

本書の刊行を記念して、翻訳者の栗原俊秀さんとディエゴ・マルティーナさんをお招きしてトークイベントを開催します。著者のイゴルトは、90年代に雑誌『モーニング』で連載をもっていた人物で、日本滞在中は千駄木のアパート(往来堂書店から徒歩5分の物件!)に暮らしていました。『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』には、根津神社をはじめ、千駄木の風景も数多く描かれています。翻訳者のおふたりには、本書の見どころを紹介してもらいながら、翻訳・刊行にいたるまでの苦労話など、ここでしか聞けないエピソードをたっぷり披露してもらう予定です!

日時:2025年7月11日(金)19:30-21:00(開場19:00)
会場:千駄木 往来堂書店
料金:2200円(税込)
出演:栗原俊秀さん、ディエゴ・マルティーナさん

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【文脈棚】心を知る

「心を知る」というテーマで店にある本を集めてみました。心理の棚というよりは、人間関係や同調圧力、自分をいい状態に保つための心の有り様などに興味がある方が多いのではと思い…少しだけ注文したので、もう少し加わります

公開書店営業#55・#56・#57

出版社のみなさんが書店へ新刊・既刊のご案内に来てくださるときのように、X(エックス)のスペースで本の話を聞いている『公開書店営業』そこで紹介された本をまとめた棚がございます。現在展開中なのは以下の3回分です。(エックスで生配信したあと、spotifyとapple podcastにアップしています。三芳さんいつもありがとう!)

毎回3~4冊、ご紹介いただきますが、その中ですぐにでも読んでみたいと思った本の写真を上げておきます。こうして積読は増えていくのですが、読み終わったら、感想を上げますね。皆さんも往来堂で買って、一緒に読みませんか?どんな本なのかは、出版社さんの説明をぜひ聞いてみてください。

【文脈棚】自分の懐の話だけだった選挙戦のあとに

世の中、余裕がないので、先日の選挙でも候補者は自分に投票するとそれだけ「あなたの」懐があったかくなるか、を前面に押し出していました。

自分たちの国をどういう感じにしていきたいのか?なんてことを演説で言っても票にはならないんでしょう。それは私たちがそんなことを考えないで生きているから。候補者は私たちを映す鏡です。

サッチャーに始まる(のか厳密には?)新自由主義が政府の支出を最小化することを目的とするのと同時に、自立や自己責任論を道徳的にも正しい態度として称揚した歴史の解説から始まり、新自由主義が求める【強い責任】とナチズムや差別との関係、そしてそれに対する【弱い責任】とは何か、その可能性とは何か?と論を進めていく、戸谷洋志『生きることは頼ること「自己責任」から「弱い責任」へ』(講談社現代新書)を読み、そこを出発点として棚を作ってみました。

思想畑のややこしい話と考えずに、自分の問題として。たとえば隣近所のコミュニティを大切にし「子どもを地域で育てよう」といったって、現実はお金を使って保育サービスを使うことが多い。お金は自己責任です。あるいは老いても子ども世代には迷惑をかけないという「おひとりさま」至上主義。これも究極の自己責任を担う、自立した強い個人が前提です。これらのことは今の私たちにとって特に珍しくない、よく聞く考え。それくらい「自己責任論」や新自由主義的な考え方はいまの私たちに深く根を下ろしていると思います。

そしてそれが様々な限界に直面しているのではないか。行き詰まりや息苦しさを感じたら、ちょっと引いて思考・判断の枠組みから考えてみたいとおもいます(笈)

Book&Designさんの本(公開書店営業#47)

公開書店営業#47(録音はこちら spotify / apple podcastに来てくださったBook&Designさんの本を展開しました。宮後さんは『ひとり出版入門』(よはく舎)という本もお書きになっています。三芳さんの会社(PIE International)では新人の教科書に採用されているとのことです!

『明朝体の教室 日本で150年の歴史を持つ明朝体はどのようにデザインされているのか』鳥海修 田んぼの「田」の4つの四角はみな大きさが異なることを知っていましたか? 〈取り置き〉〈通販〉

『日本語のデザイン 文字からみる視覚文化史』永原康史 日本語はもともと文字を持たない言語である。紀元前二百年ごろ、大陸から漢字がやってきてはじめて文字にふれた。〈取り置き〉〈通販〉

『詩画集 目に見えぬ詩集』谷川俊太郎さんの詩を美しい木版画で彩る詩画集 手製本で仕上げています 〈取り置き〉〈通販〉

『ひとり出版入門 つくって売るということ』宮後優子 よはく舎 どうやって本をつくる?
どうやって運営していく?
ひとり出版ノウハウのすべて。
本の制作と販売、出版社登録、書誌情報登録、書店流通、在庫管理、翻訳出版、電子書籍、さまざまなひとり出版の運営についてまとめられています。〈取り置き〉〈通販〉

公開書店営業#46 偕成社さんの巻 「お仕事図鑑」には載っていない、人それぞれの人生の歩み、その知恵と情熱

昨日(8/20)は偕成社の今村副社長、編集部の秋重さんと丸本さんにお越しいただき、偕成社さんの歴史と、いまイチオシシリーズ「みんなの研究」についてお話をうかがいました!録音はこちらです。小さなリーフレットとともに、さっそく1セット、公開書店営業コーナーへ陳列しております。こんなことに取り組んでいる人がいる、自分の好きを突き詰めて仕事にするには? 「お仕事図鑑」には載っていない、人それぞれの人生の歩み、その知恵と情熱が詰まった本ばかりです。子供から大人まで、自分を取り巻く世界が広がる読書体験を!