隠された人災

往来堂書店のpodcast【公開書店営業】年末企画「今年の1冊2024」熊谷伸一郎さん(地平社)の紹介本です!
火災による犠牲の多くが実は家庭製品から発生する有害ガスに起因するということを、京アニ事件なども検証しつつ明らかにしている。なるほどこれは確かに「隠された人災」だ。この種の調査報道が少なくなっている中、貴重な一冊。

出版社名:緑風出版 
著者名:松本健造
ISBNコード:9784846123130
2,420円 (本体 2,200円+税)
発行年月日:2023/12/05
208ページ
判型:四六判

【地平社・熊谷伸一郎さんからひとこと告知】地平社は新聞広告などで「創業ゼロ年」と銘打ってきましたが、まもなく創業一年。おかげさまでどうにか年を越せそうです。来年も良い本との出会いを期待したいものです。皆様にとってもどうか良い年でありますよう。

¥2,420 (税込)

在庫あり

説明

各地で火災が目立ち、犠牲者は一向に減らない。猛烈に噴き出す煙で救出が阻まれ、救出しても搬送先の病院で死亡する。死因は「一酸化炭素中毒」や「焼死」とマスコミで報じられる。だが、死因に猛毒「青酸ガス」(シアン化水素)が関与していることは隠されている。同一メーカーのバス事故が各地で相次ぐ。ギアがニュートラルで暴走し、曲がりくねった急な坂道を暴走する観光バス。電子制御変速システム「フィンガーシフト」の欠陥が隠されている。本書は長年、火災事故、バス事故を取材してきた元朝日新聞記者でジャーナリストの著者が、隠されてきた事故の真実に迫る。(BOOKデータベースより)