説明
各地で火災が目立ち、犠牲者は一向に減らない。猛烈に噴き出す煙で救出が阻まれ、救出しても搬送先の病院で死亡する。死因は「一酸化炭素中毒」や「焼死」とマスコミで報じられる。だが、死因に猛毒「青酸ガス」(シアン化水素)が関与していることは隠されている。同一メーカーのバス事故が各地で相次ぐ。ギアがニュートラルで暴走し、曲がりくねった急な坂道を暴走する観光バス。電子制御変速システム「フィンガーシフト」の欠陥が隠されている。本書は長年、火災事故、バス事故を取材してきた元朝日新聞記者でジャーナリストの著者が、隠されてきた事故の真実に迫る。(BOOKデータベースより)